Mosa Lina

「イマーシブシム」への敵対的解釈

現在のイマーシブシムは、すべてのアビリティが特定の問題を解くためだけに都合良く設計されている。本作はそんな現行トレンドへの反発として生まれた。この“鍵と鍵穴”的な設計思想に対抗するため、本作は過激なほどランダム性を突き詰めている。

これは自動生成機能があるという意味じゃない。道具とステージはすべて手作り。それらがランダムに選ばれ、ときおり少しだけ変わるんだ。

「道具の組み合わせ次第でどんなステージでもクリアできる？」…そんなの確認しようがない。ランダム性こそ、本作最大の醍醐味なんだ。決められた正解なんて存在しない。想像力で乗り越えなさい。

無茶苦茶なステージがガンガン登場する。どう解くかはキミ次第だよ。ん？だって俺も見たことないんだから。

バランス調整もない。10回連続で同じアイテムが出るかもしれないし、一度も出ずに終わることもある。選べるのは全ステージのうち、ごく一部。そしてそれすらもランダム。何が起こるかだなんて誰にも分からない。

こんなめちゃくちゃで予測不能なゲームだからこそ、「勝つ」ことに縛られず、ただ「試す」ことの楽しさを味わえる。力を抜けば抜くほど、楽しいことは自然と転がり込んでくるものだ。

キャラクターもタイルもアイテムも障害物も、全て同じ物理演算で処理されている。互いに干渉し合うからこそ、思い切った発想による攻略が可能となるのだ。やることはシンプル。「フルーツを集めてポータルを開く」だけ。でも、それをどうやるかはキミの自由だ。

友達を誘おう！ソファで隣同士座っていても、遠くにいても一緒に楽しめる！ぶっとんだ展開に爆笑必至のミス、そしてクリエイティビティ全開のプレイが可能に！

ステージエディターでキミだけのパックを作ったみよう。もしくは、他のプレイヤーが作った多彩なパックを遊んでみるのもよし！本編だけでは飽き足らないプレイヤーのための次なる挑戦だ――幸運を祈る！

チェックしてくれてありがとう！

今日も良い一日を :)